年末に大掃除をやりたくない、やらないのは普通か?

Q. 年末に大掃除をやらなくてもいいか?

大掃除と言えば、みんな年末にやるイメージですが、別に年末にこだわる必要もあまり無い気がします。みなさんは年末に大掃除を実施しているのでしょうか。年末以外にやるのは普通ではないのでしょうか?

A. 年末にやる人が圧倒的に多いが、違う時期にやっても全然構わない

年末のカレンダー

年末と言えば大掃除、大掃除と言えば年末。そう言えるくらい、日本では、大掃除は「年末にやるもの」とみなされていますよね。実際に、当サイトのアクセスも年末に極端に増える傾向があります。

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その意味では、年末に大掃除をやるのが「普通」と言えるとは思います。

しかし、掃除の効率性という観点から考えると、むしろ年末以外の時期にやったほうが良いとも言えます。

当記事では、年末に大掃除をやるメリットとデメリットを挙げ、年末に大掃除をやることがいかに「普通」であり同時に「普通ではない」かということについて論じたいと思います。

年末に大掃除を実施するメリット

新年を気持ちよく迎えられる

多くの日本人が、一年の終わりを締めくくるために、また、新年を新鮮な気持ちで迎えるために、大掃除をしています。

実際に大掃除をすることで、一年分の「汚れ」が取れたような気分になって気持ちが良いというのは、よく分かる話でしょう。

伝統だから

伝統だから、もしくは、みんながやっているから、という理由で年末に大掃除をするという人も多いです。

12月13日に煤払いをして、年神様を迎える、というのが本来の大掃除のあり方、つまり日本の伝統です。それに沿うということが重要だとみなすのも一つの考えだと思います。

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また、「みんながやっているから」というのも一つの理由になるでしょう。「年末なのに大掃除もしない家庭」と思われたくないということもあるでしょう。

年末に大掃除を実施するデメリット

寒い

シンプルな理由です。大掃除となると、庭や玄関先、ベランダにも出てしっかり掃除をしなければなりません。それなのに、わざわざ寒い時期を選ぶのは合理的ではないとも考えられるでしょう

汚れが落ちにくい

これは上述の「寒い」とも関連しますが、気温が低いと汚れが固まって、落ちにくいというのがあります。その分、掃除をするのに余計な時間が取られるでしょう。

予定がなければ、気温という点でも快適なゴールデンウィークにするのも良いでしょう。夏の暑い時期も、汚れが溶けやすいので、その点では狙い目となるでしょう。

まとめ

以上の通り、大掃除を年末にやるのにはメリットもデメリットもあります。多くの人が年末にやるという意味では、年末に大掃除をスルーするのは「普通ではない」と言えるでしょうが、掃除の効率性という観点から考えれば、むしろ年末以外の時期に大掃除をするのが「普通」とも考えられるでしょう。