大掃除で見つけた不要な布団はどう処分すべき?NG行為は?

Q. 布団の処分の仕方は?

大掃除をしていたら押入れの奥に布団がありました。これはどのように捨てたらいいのでしょうか?新年を迎える前になるべく早く処分したいです。また処分する際に気をつけるべきNG行為があったら教えて下さい。

A. 自治体に問い合わせるのが最優先事項。急ぐ場合は、業者を利用したり、フリマに出品する等の方法も。

不要な布団

布団は意外にも捨てるのが面倒なものです。この記事では、布団の捨て方とその際に気をつけるべきことについて解説します。

布団の捨て方

大前提として、布団の処分の仕方は各自治体によって異なります。なので、まずは直接、役所へ問い合わせてみるかホームページを確認するのがいいでしょう。

①粗大ゴミとして捨てる

一番、基本的な処分の仕方になります。粗大ゴミの捨て方は自治体によってまちまちですが、多くの場合、粗大ゴミシール(数百円)を購入しそれを貼り付けて、指定日に捨てるという形になります。

例として、東京都杉並区の場合を見てみましょう。区のホームページを確認すると、

1.まずは出すものの大きさ(高さ、幅、奥行き)を測って、メモをしておく。
2.電話・インターネット・ファクスいずれかの方法で申し込む。
手数料の減額・免除を希望する方は14日以上前にお申し込みください。
申し込み順で受け付けていますので、収集日のご希望に添えない場合があることをご了承ください。
3.杉並区の「有料粗大ごみ処理券」を購入する。
4.指定された日の朝8時までに「有料粗大ごみ処理券」を貼って自宅の玄関、敷地の入口など道路に面した場所(集合住宅・アパートの場合は1階入口付近)に出す。

とあります。ポイントは、処分するために、まず電話やネットで申し込みをしてから「有料粗大ごみ処理券」を購入すること、指定日に処理券を貼って指定場所に出すということです。また、これらの情報を自治体の公式ホームページ(や直接問い合わせ)から取得するということも大事です

②燃えるゴミとして捨てる

基本的に、布団をそのまま燃えるゴミとして捨てることはできません。(自治体によって例外はあるかもしれませんが)

ただし、布団を細かく切り刻めば、それを燃えるゴミとして処理してくれることはあります。これも自治体に直接問い合わせてみるのがよいでしょう。

③不用品回収業者に頼む

各地域の不用品回収業者に頼んで布団を処分してもらうという方法もあります。この場合、粗大ゴミとして処分するよりは費用が高くなりますが(布団だけ処分する場合、数千円程度)、即日対処してくれる業者もあり、一長一短です。

年末で業務に対応していない回収業者もありますので、なるべく早めに問い合わせるようにしましょう。

不用品回収業者を利用するがなるべく安くで済ましたい人は、複数の業者へ問い合わせてみることをおすすめします。業者ごとに費用は異なりますし、また複数の業者に見積もりを依頼していることを伝えると、安めの価格を提示してくれることもあります。

④買い取ってもらう

もし、処分したい布団が新しいものであったり、有名メーカーのものであったら、買い取ってくれる人、業者も存在します。近くのリサイクルショップに問い合わせてみるのも一つの手でしょう。

また、メルカリ等のネットフリマに出品すると案外、高くで売れることもあります。一時期、ニトリの「重い布団」が品切れ状態になり、メルカリで中古であっても定価に近い価格で取引されていたこともありました。

また、相場よりも低い値段で出品すれば、すぐに購入してくれる人が現れることもあります。時間優先で急いで処分したいときは、安めの価格で売ることも検討しましょう。

買い取ってもらえる人がいれば、布団も処分し同時にお金も入ってくるので一石二鳥ですね。

布団を捨てるときのNG行為

①サイズを確認せず処分する

粗大ゴミで処分するときには、厳格なサイズ規定があります。サイズによって処分費用も異なるので、サイズに合わない粗大ゴミを出すのはNGです。

②燃えるゴミとして出す

すでに述べたように、基本的に布団を燃えるゴミとして出すのはNGです。布団を細かく切り刻んで燃えるゴミとして処理してくれることも多いですが、それについても先にお住まいの地域の自治体に確認しておく必要があるでしょう。

③違法業者に回収を頼む

不用品回収業務を行うためには、廃棄物収集運搬業の許可をもらい法令に遵守しなければなりません。業者の中には悪徳な違法業務を行っているところもあります。このような業者に頼むとトラブルのもととなるので気をつけましょう。

まとめ

布団を処分するときは、住んでいる地域の自治体に確認することが大切です。急がなければいけないときは、業者やネットフリマを利用することも考えましょう。

捨てる際の、NG行為も上述したとおりとなります。気をつけて下さい。