風呂にコバエ(チョウバエ)が大量に発生したら、どう対処する?業者は必要?
Q. 風呂に大量に発生したコバエはどう対処したらいい?
梅雨になってから、風呂にコバエがポツポツと現れるようになりました。数日経ったいま、何十匹にも増えています。自分でこれを対処することはできるでしょうか?それとももう手遅れで業者を呼ばないといけないでしょうか。
A. 大抵の場合は、殺虫剤とチョウバエ退治用の排水溝洗剤で対処できます
気温が高くなり、湿度も上がると風呂場にコバエが発生することがあります。これを放置していると、大量のコバエが風呂場に、そして部屋にも出現してくることになります。
本記事では、このコバエの正体と、このハエの駆除方法について解説します。
風呂場に発生するコバエの正体
風呂場に発生するコバエは、大抵の場合は、チョウバエという種類の虫です。
①チョウバエの見た目
下のイラストのように逆ハートの形をした羽を持っていることが特徴です。このような形をした「コバエ」を見かけたら、それはほぼ間違いなくチョウバエといっていいでしょう。
②チョウバエの生息環境
湿気があり、気温が高くなると、チョウバエが発生しやすくなります。幼虫は、排水溝などヌメリのあるヘドロ環境で生まれ、2週間かけて成虫になります。
チョウバエの駆除方法
①応急処置
まず、応急処置として、目にすぐ止まる成虫の駆除をしましょう。ドラックストアで売られているフマキラー等の一般的な殺虫剤で対処が可能です。
次に、60℃以上のお湯を排水溝に数分以上流し込んでおきましょう。チョウバエは60℃以上の熱には幼虫も成虫も非常に弱いので、これだけでも駆除が完了することも多いです。
60℃以上のお湯を出すことが難しい場合、排水溝口のところに氷を置き、水を流し込みましょう。チョウバエは冷たい水にも弱いです。
もし排水溝用の洗剤があるのならばそれも入れておきましょう。
②チョウバエの完全駆除と再発生防止
上記の応急処置が終わったら、なるべく早くチョウバエ退治用の排水溝洗剤を購入してそれを流し込んでおきましょう。再発生防止にもなります。
チョウバエ駆除用の排水溝洗剤はドラッグストアに売られていないことも多いので、Amazon等のネットショップを利用するのもいいでしょう。
業者は必要?
業者のホームページ等を見ると、数十匹程度いたらもう個人では手に負えないので業者を呼びましょうと書かれていることがあります。しかし、その程度の状況だと上に書かれた対処法で済むことも多いです。
まずは、本記事で書いた内容を実践して、それでも駆除が難しい場合は業者を呼ぶようにしましょう。
まとめ
風呂場に発生するコバエの正体はチョウバエです。
チョウバエは、応急処置として、殺虫剤で成虫を駆除し排水溝に熱湯(もしくは氷水)をかけておいてください。完全駆除と再発生防止のためには、チョウバエ駆除用の排水溝洗剤を利用して下さい。
業者に頼むのは、上のやり方でもダメだった場合の最終手段として取っておきましょう。